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第一種電気工事士の合格率は例年40〜45%前後(筆記)、技能は60〜70%前後。二種より難しいが、正しい準備で一発合格できる試験だ。
第一種電気工事士の難易度を数字で確認する
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まず2026年版の公式データを見てほしい。
| 試験区分 | 受験者数 | 合格率 |
|---|---|---|
| 第一種筆記 | 約40,000人 | 40〜45% |
| 第一種技能 | 約25,000人 | 60〜70% |
| 第二種筆記 | 約130,000人 | 55〜65% |
| 第二種技能 | 約80,000人 | 70〜80% |
筆記の合格率が二種より約15〜20ポイント低い。これが難易度の差をそのまま示している。
なぜ合格率が低いのか
理由は3つある。
- 出題範囲が二種より広い(最大電力500kW以上の設備が追加)
- 計算問題の難度が上がる(三相交流・ベクトル計算が必須)
- 法規問題で暗記量が増える(電気事業法・電気設備技術基準)
ただし問題の約60%は過去問の繰り返しだ。対策の方向性を間違えなければ、合格率の数字ほど怖くない。
第一種と第二種の違いを5項目で比較
受験を決める前に、両者の違いを明確にしておく。
| 比較項目 | 第一種 | 第二種 |
|---|---|---|
| 作業できる電圧 | 最大電力500kW未満の自家用設備 | 一般用電気工作物(低圧600V以下) |
| 受験資格 | なし(誰でも受験可) | なし(誰でも受験可) |
| 免状交付条件 | 実務経験3年以上が必要 | 合格のみで交付 |
| 筆記試験時間 | 160分 | 120分 |
| 技能試験時間 | 60分 | 40分(上期)・40分(下期) |
免状交付に実務経験が必要な点に注意
試験に合格しても、すぐに免状はもらえない。電気工事の実務経験が3年以上ないと申請できない。
ただし試験の合格自体に期限はない。先に合格しておいて、経験を積んでから申請するケースが多い。
二種を持っている場合は、その実務経験年数が通算できる。焦らず計画的に進めよう。
2026年試験スケジュールと出題範囲
📖 参考書・テキスト
試験日程
- 筆記試験:2026年10月上旬(予定)
- 技能試験:2026年12月上旬(予定)
- 申込期間:2026年7月上旬〜8月上旬(予定)
年1回しかない。申込み忘れは致命的だ。スケジュールを今すぐカレンダーに登録しておこう。
筆記試験の出題内訳
全50問・五肢択一式。合格ラインは60点以上(30問以上正解)だ。
| 出題分野 | 問題数 | 難易度 |
|---|---|---|
| 電気理論 | 約10問 | 高 |
| 電気設備・材料 | 約10問 | 中 |
| 電気機器・工具 | 約10問 | 中 |
| 工事施工法 | 約10問 | 中 |
| 法規 | 約10問 | 中〜高 |
電気理論で満点を狙う必要はない。理論は6割取れればOKで、残りを法規・設備で稼ぐ戦略が現実的だ。
合格するための具体的な勉強法
必要な勉強時間の目安
二種取得者で150〜200時間が目安だ。未経験からだと250〜300時間必要になる。
試験まで3ヶ月あれば、1日2時間で到達できる計算だ。今すぐ始めれば十分間に合う。
筆記試験の勉強手順(3ステップ)
ステップ1:過去問5年分を1周する(3週間)
解けなくていい。まず問題の傾向を把握することが目的だ。正解より「どんな問われ方をするか」を見る。
ステップ2:苦手分野を参考書で補強(3週間)
電気理論の計算が苦手な人は、オームの法則・キルヒホッフの法則・三相交流の3点に絞る。法規が苦手なら電技解釈の数字(30cm・1.5m・3mなど距離の規定)を集中暗記する。
ステップ3:過去問10年分を繰り返す(4週間)
3周すると正答率が75%以上に達する。そこまで仕上げれば本番で余裕を持てる。
技能試験の対策ポイント
技能は候補問題10問が事前公開される。全問を最低2回ずつ練習することが合格の条件だ。
特に差がつくポイントは3つある。
- ケーブルの剥ぎ取り寸法(誤差±2mm以内が目安)
- 差込形コネクタの確実な接続(引っ張っても抜けないか確認)
- 複線図を3分以内に書き上げる速度
60分は一見長く感じるが、実際の練習では最初は80〜90分かかる人が多い。繰り返しで60分を切るリズムを体に覚えさせる。
おすすめの参考書と問題集
筆記対策では以下の組み合わせが定番だ。
- 「第一種電気工事士筆記完全解答(オーム社)」→過去問10年分収録
- 「電気教科書 第一種電気工事士(翔泳社)」→理論の解説が丁寧
技能対策では候補問題の練習キットが必要だ。材料を個別に揃えると割高になる。練習用セット(約15,000〜20,000円)を購入するほうが効率的で安くつく。
一発合格者が共通してやっていた3つのこと
1. 電気理論を「捨てない」が「完璧にも狙わない」
理論は全問捨てると致命傷になる。10問中6問取れれば十分だ。難問1〜2問は捨てていい。
2. 法規は数字だけを徹底的に暗記する
法規問題の正解はほぼ数字の正誤判定だ。「○m以上」「○V以下」の数字だけを一覧表にして毎日見る。これだけで法規は7〜8割取れる。
3. 技能の練習は必ず「時間を計る」
時間を計らずに練習しても本番では焦る。最初から60分タイマーをセットして練習することが重要だ。時間内に完成する感覚をつかむことが最大の目標だ。
第一種電気工事士を取るメリットと年収への影響
取得後のメリットを具体的に示す。
- 工場・ビル・病院など自家用電気工作物の工事ができる
- 求人の幅が大幅に広がる(二種のみより募集案件数が約3倍)
- 年収の目安:二種保有者の平均450万円→一種保有者は平均530〜580万円
- 独立開業時に500kW未満の設備工事を受注できる
資格手当として月額5,000〜20,000円を支給する会社も多い。年間で最大24万円のプラスになる。
よくある質問
二種を持っていないと一種は受けられない?
受けられる。一種の受験資格に二種の取得は不要だ。ただし、いきなり一種を狙うと勉強量が増える。二種→一種の順が効率的だ。
筆記免除制度はある?
ある。前年度の筆記合格者は翌年度の筆記が免除される。技能だけ受験すればいい。この制度を使えば、技能に集中して合格できる。
独学と講座はどちらがいい?
二種保有者なら独学で十分だ。未経験者や電気理論が苦手な人は、通信講座(費用:30,000〜60,000円程度)を使うと合格率が上がりやすい。
まとめ:第一種電気工事士の難易度と対策
- 筆記合格率は40〜45%。二種より難しいが対策で十分合格できる
- 必要な勉強時間は二種保有者で150〜200時間
- 過去問10年分の3周が筆記合格の最短ルート
- 技能は候補問題10問を時間計測しながら最低2回練習する
- 免状取得には試験合格+実務経験3年が必要
- 取得後は年収530〜580万円が平均的な水準
年1回しかないチャンスを逃さないよう、今日から勉強を始めよう。
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